小アルカナカード紹介の23回目は、「ソードの6」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
時にはつらい現実から離れることも大切です。
逃げることは必ずしも敗北ではありません。
逃げた先に新天地が待っています。
<キーワード:現代版>
正位置:脱出、避難、出発、問題が去る、新しい場所
逆位置:泥船、問題発生、逃げられない、後悔、当てにならない
(正位置)
・現状から抜け出せます。
・新しい環境でよいことがありそう。
・問題と距離を置きましょう。
(逆位置)
・焦って失敗しそうです。
・トラブルに巻き込まれ抜け出せません。
・見通しが立たず困りそうです。
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
彼のパント船で、もっと遠くの岸まで乗客を運ぶ渡し守。 進路は順調であり、そして、荷物は軽いという点から見ると、仕事は彼の力を超えていないということに注目できるだろう。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:海路(水路)での旅行、航路、使者、代理人、急場しのぎ。
逆位置:宣言、自供、世間に知れ渡ること。 ある記述(多分ウェイト版タロット以外ではという意味です)では、それが愛(結婚)の申し込みであるとされている。
補足
・パント船とは平底につくられた船をさしており、クワァントとよばれる5メートルのポールで船をあやつっていたそうです。
・手前のポールがつかれている水面はさざ波だっていますが、船が進んでいく方向の水面は穏やかです。船に乗っている二人の親子のうち、親はフードで身を隠しています。おそらく密航していると思われますが、水面の様子や、ウェイトの解説文などから判断すると、彼らの旅は成功しそうです。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになっています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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