小アルカナカード紹介の24回目は、「ペンタクルの6」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
気持ちに余裕があるときは、
困っている人に積極的に手を貸したくなるものです。
ですが、くれぐれも傲慢になりすぎないように。
<キーワード:現代版>
正位置:余裕、善意、寛容、ボランティア、寄付
逆位置:偽善、見返り、権力、裏の顔、上っ面
(正位置)
・損得勘定を捨てましょう。
・親切心はあなたに返ってきます。
・誰かの善意に救われます。
(逆位置)
・人を支配するための優しさは偽善です。
・対等な関係を築けません。
・えこひいきはやめましょう。
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
商人を装う人は、天秤でお金を量り、貧困者と困窮者にそれを分配する。
それは、彼の善良心だけでなく、彼自身の成功の証明である。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:贈り物、贈与、満足。別の説明では、注意、警戒。今が認められる時、現在の繁栄、など。
逆位置:願望、貧欲、妬み、嫉妬、幻想。
補足
・施しを与えている男性は、天秤を持っていることからも象徴されるように公平な判断を行っています。
*ポケットに赤い布が入っている方の男性は、施しを受けるに値しないと判断されていると考えられます。赤色は殉教を意味するだけでなく権威や権力の象徴でもあります。おそらく右手前の男性は、本来は高い身分で、貧しいと嘘をついて施しを受けようとしているのでしょう。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになっています。 *カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
0コメント