小アルカナカード紹介の35回目は、「ソードの9」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
失ったものはもう帰ってこない。
後悔したところで、時間は巻き戻りません。
これから先の未来のことを考えましょう。
<キーワード:現代版>
正位置:不安、緊張、悩み、後悔、あと少しで解決
逆位置:自己憐憫、妄想、デマ、誤解、他責
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
(正位置)
・絶望で周りが見えなくなっています。
・大切なものに後で気づきます。
・悪い夢もいつか終わります。
(逆位置)
・陰口やうわさ話で困りそう。
・自己憐憫もほどほどに。
・恨む気持ちを捨てましょう。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
彼女の上にある剣の側で、悲嘆にくれながら寝椅子に座っている女性。 彼女はこれまでにない悲しみに暮れている。それは全くの荒廃のカードである。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:死、失敗、流産、遅延、欺瞞、失望、絶望。
逆位置:投獄、容疑、疑惑、合理的な恐怖、恥辱。
補足
・背景の黒が彼女の深い絶望を表しています。
・女性のベッドの下には、決闘している人物のレリーフがあります。左側の人物は追い詰められ殺されたようです。彼女の夫か恋人だったのでしょうか?
・この女性のベッドには薔薇の模様と、12星座のマークがついています。薔薇は殉教の意味があります。また12星座のマークについては憶測なのですが、避けられない運命を意味しているのかなと解釈しています。 彼女の悲嘆は避けがたい運命によるもので、彼女に関わる誰かが殉死したということを意味しているのかもしれません。
・しかしながら、上記の内容はベッドの柄ですので、「眠り」や「いつか終わること」も意味している可能性もあります。悪い夢もいつかは醒めます。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになったりしています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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