小アルカナカード紹介の40回目は、「ペンタクルの10」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
道を究め、達人となることができました。
未来へ行く人へ、
その力を託しましょう。
<キーワード:現代版>
正位置:継承、家族、結束、伝統、資産
逆位置:相続争い、身内びいき、因習、金銭的不安、家庭問題
(正位置)
・古くからあるものの価値が分かります
・豊かな生活を送れます
・役目を全うできそうです
(逆位置)
・引継ぎで問題が起きそうです
・古くある慣習に縛られそう
・リーダーになれる資質がないかも
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
家と領地の入口を示すアーチ道の下にいる男と女。 彼らは子供を同伴しており、その子は、前景に座っている老齢の名士に声をかけている2匹の犬を、不思議そうに見ている。 子供の手が、その一匹に触れている。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:利益、富。家族問題、公文書(の保管所)、家系、家族の住居(滞在)。
逆位置:機会、不幸、損失、強盗、危険なゲーム。たまに、贈り物、持参金、年金。
補足
・10個のペンタクルが生命の木の形に配置されています(*トップのイラストと同じ配置です)。
・年を取った男性の服には、豊かさを表す葡萄や、魔術のシンボルのような模様が描かれています。
・年をとった男性の顔は隠者の男性の顔に似ています。
・奥にいる男性は、魔術師が持っている杖のようなものを持っています。
・これらのことから、このカードが円熟した知識や技術、資産といったものの継承という主題を持っていることが読み取れます。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになったりしています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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