小アルカナカード紹介の22回目は、「カップの6」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
過去の楽しかった思い出を思い出すと、
幸せな気持ちになりながらも、切なくなるものです。
十分に振り返ったら、前に進みましょう。
<キーワード:現代版>
正位置:童心、思い出、昔の職場、再会、純粋な気持ち
逆位置:過去への囚われ、感傷、くされ縁、甘え、美化
(正位置)
・懐かしい人と再会しそう
・童心に帰りましょう
・過去の経験が役に立つかも
(逆位置)
・過去の思い出に執着しています。
・昔の方法にこだわるのをやめましょう。
・情に流されやすくなっています。
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
古い広場にいる子供たち。彼らのカップは花で満たされている。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:過去と記憶のカード、追憶、…たとえば…・子供時代のような。幸福、楽しみ、ただし、やや過去から来るくるもの。消えてしまったもの。 別の読み方(解釈)ではこの逆で、新しい関係、新しい知識、新しい環境を与えられ、それから子供たちが未知の区域で遊び楽しんでいる。
逆位置:未来、一新、まもなく起こるであろうもの。
補足
・百合はタロットによく登場するシンボルですが、純潔や無垢の象徴です。
・タロットの時間は図案の中で、左は過去、右は未来を表すように表現されることが多いです。少年が渡そうとしているカップのもうひとつが、左に置かれていることからも、これは過去の美しい思い出であると解釈できそうです。
・ウェイトが別の読み方としている解釈は、私としても初めて見るものだったのですが、占う対照が子供だった場合に使用できる解釈なのではないでしょうか?
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになっています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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