小アルカナカード紹介の26回目は、「カップの7」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
【一言】
いろいろな想像をして楽しむのもいいですが、
実現できなければそれはただの夢物語です。
<キーワード:現代版>
正位置:妄想、誘惑、優柔不断、自己陶酔、理想に酔う
逆位置:現実的、実行力、正気に戻る、吹っ切れる、決心
(正位置)
・夢見がちになっています。
・誘惑に負けないように。
・相手を理想化しています。
(逆位置)
・現実に即した目標を立てられます。
・問題に立ち向かえるでしょう。
・相手の本性が分かります。
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
幻影の中の不思議な聖杯。しかしそのイメージは非常に非現実的な精神(精霊)のものである。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:妖精(空想)好き、反映されたイメージ、感傷、想像、黙想のグラスに見られるもの。 これらの段階での、いくつかの達成、しかし、永久的もしくは本質的であるものは何も示されない。
逆位置:願望、意志、決心、計画。
補足
・聖杯の中には、蛇(知恵)、女性の顔(色欲)、宝石(財欲)、城(権力)、月桂樹のリース(栄光)、竜(暴力や恐怖)、赤い気をまとった人(神秘の力)が入っています。
・月桂樹のリース(栄光)の入った盃には髑髏のようなものが、蛇(知恵)の入った盃には目玉のようなものが描かれています。7つの聖杯の中でも一見無害な欲が入ったものに対して、このようなものが描かれているのが印象的です。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになっています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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