小アルカナカード紹介の25回目は、「ワンドの7」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
敵に追い詰められてしまいましたが、 まだまだ優位な立場にあります。
けれども限界も近そうです。
<キーワード:現代版>
正位置:主導権、駆け引き、優位、信念、強気
逆位置:不利、負けそうなとき、尻込み、妨害、押しの弱さ
(正位置)
・主導権を握れます。
・勝負に出るべきタイミングです。
・自分の信念を信じましょう。
(逆位置)
・不意打ちをくらいそうです。
・勝機がなさそうです。
・気弱になりすぎているかも。
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
険しい岩の高みにいて、棒を振り回す若者。
他の6本の棒が、下から彼の方へ突き立てられている。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:それは武勇のカードである。というのは、表面上は、6本(の敵)が、彼が持っている1本を攻撃しているが、しかし彼は優勢な位置を持っている。 知的な面においては、それは議論、言葉による論争を意味する。仕事上では、…交渉、貿易戦争、交易、競争を意味する。 これは、さらなる成功のカードである。というのは、戦う者は頂上にいて、彼の敵は彼の位置に到達することができないからである。
逆位置:当惑(混乱)、財政難、心配。さらに、それは不決断(優柔不断)に対する警告である。
補足
・空は晴れ渡っており、崖の上に立っている男性の決意に揺るぎはありません。しかしながら、表情に余裕はなさそうです。 また、左右の靴が全く違うものになっているのも、彼の焦りを表しているのかもしれません。
・ウェイトの解釈では、崖の上の男性は優位な状況にあるとされていますが、次のカードのワンドの8のように、杖が飛んできた場合、状況は一変してしまいそうです。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになっています。 *カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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