小アルカナカード紹介の27回目は、「ソードの7」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
しめしめ、人を騙しおおせたぞ。
そう思っていても、不正はいつかバレます。
<キーワード:現代版>
正位置:裏切り、悪事、不正、詐欺にあう、出し抜かれる
逆位置:危機回避、掘り出し物、安全、助力、不安解消
(正位置)
・悪事に手を染めそうです。
・おいしいところを持ち逃げされそう。
・二面性がある人に注意。
(逆位置)
・危機回避できそうです。
・心のつかえがとれます。
・疑っていた人は実はいい人かも。
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
素早く5本の剣を持ち去ろうとしている最中の男。 カードの2本の他のものは、地面に突き刺されたままで残っている 野営地が、すぐ近くにある。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:計画、試み、願望、希望、自信。また、口論、失敗するかもしれない計画、いらだち。 図案は、その意味において、不確実である。というのは、意味は、お互いに大きく相違しているからである(*ポジティブな意味とネガティブな意味が混在しており、状況によって解釈が変わるから、このような書き方をしているのかなと思います。)。
逆位置:良い助言、相談、指示、中傷、わけのわからないおしゃべり。
補足
・男は黄色い服を着ていますが、裏切り者のユダも黄色い服を着ていたといわれていますので、それになぞらえていると考えられます。
・空の色も黄色ですが、おそらく夕暮れどきを示していると思われます。
・男は剣をあり得ない位置で持っています。もしかしたら盗んでいる剣は偽物なのかもしれません。
・現代では正位置でも、悪だくみだとか、逃亡だとかでいい意味で解釈されることはほとんどありません。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになっています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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