小アルカナカード紹介の34回目は、「カップの9」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
夢がかなって大満足のあなた。
武勇伝はまだまだ尽きません。
今ある幸福をしっかり味わいましょう。
<キーワード:現代版>
正位置:富、願いが叶う、贅沢、ゆとり、繁栄
逆位置:自慢、快楽に溺れる、強欲、驕り、損失
(正位置)
・願いがかないます
・贅沢が出来そうです
・自分自身に誇りを持てるでしょう
(逆位置)
・欲に目がくらみます
・マウンティングはやめましょう
・自画自賛しすぎかも
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
立派な人物は、心ゆくまで御馳走になった。そして、ワインの豊富な飲食物が、彼の後ろの弓状になったカウンターの上にあり、それは未来がまた保証されていることを示すように思える。 この絵では物質的な面のみを提示しているが、他の見方もある。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:調和、満足、物理的な充足。また、勝利、成功、利点。質問者もしくは相談の元になった人物の満足。
逆位置:真実、忠誠、自由。しかし、読み方により変化があり、誤り、欠点などを含んでいる。
補足
・個人的にはこの人物は豪商だと思っていたのですが、ごちそうになって大満足している人物だったのですね。そのことにまずびっくりしました。
・人物の背景は富や繁栄を表す黄色(黄金)をしています。
・青色は理性だとか安らぎを意味する色ですので、ウェイトの記述のあるように、この人物の充足はまだまだ約束されていそうです。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになったりしています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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