小アルカナカード紹介の33回目は、「ワンドの9」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
ここまで万全に準備をしたら、
きっと大丈夫ですよ。
ちょっと神経質になりすぎかもしれません。
<キーワード:現代版>
正位置:防衛、用意周到、用心、神経過敏、慎重
逆位置:油断、不適応、見込み違い、準備不足、進展しない
(正位置)
・しっかりと準備ができています
・警戒しすぎかも
・侮れない相手です
(逆位置)
・慢心しています
・同じ失敗を繰り返しそう
・頼りにならない人です
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
人物は、彼の持つ棒にもたれて、あたかも敵を待つかのような、期待する顔つきである。 後ろには、残りの8本の棒が、柵(くい)のように整然とした配列で直立している。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:カードは対立(抵抗、敵対)している強さを示す。もし攻撃されれば、人(攻撃者)は大胆な猛反撃にあうだろう。そして彼の体格は、彼が強敵であることを証明するであろうことを示している。これらの意味から、推察されることも示唆している。…遅れ、保留、延期。
逆位置:障害、逆境、災難。
補足
・杖の先端についている葉はすべて四つ葉、その他の葉は三つ葉です。
・三つ葉は三位一体、四つ葉は三位一体に加えてキリストがかけられた十字架の意味があります。三つ葉も四つ葉もポジティブな意味がありますが、四つ葉には磔刑から転じて復讐の意味があります。(アイルランドに由来することなので、イングランド育ちのウェイトが意図していたかは不明です)
・カードの描かれている人物は頭に包帯をしており、手負いの状態です。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになったりしています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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