小アルカナカード紹介の37回目は、「ワンドの10」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
あれこれと、一人で抱え込みすぎでは?
本当に今しなければならないことなのか、
誰かの手を借りられるんじゃないか、
ちょっと周りを見回してみましょう。
<キーワード:現代版>
正位置:過労、抱え込む、頑張りすぎ、責任感、苦労性
逆位置:投げ出す、無責任、中途半端、トラブル、取り越し苦労
(正位置)
・頑張りすぎています
・役割分担しましょう
・義務感に縛られているかも
(逆位置)
・責任感をもちましょう
・トラブルが重なるかも
・必要以上に問題を重くうけとめていませんか
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくだいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
彼が運んでいる10本の棒の重さにより、圧迫感を感じている男。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:このカードは多くの意味を持ち、いくつかの解釈は調和させることができない。だが、それはそれとして、私は名誉と誠実さをもって、それら解釈を結合することとする。主要な意味は、単に圧迫であるが、それはまた、幸運、利益、何かの種類の成功、また、それらの事物による圧迫感である。 だが、このカードは誤りの外見、偽装、背信を意味しているとも解釈されている。この人物は、これから、彼が運ぶ棒により苦しむことになるかもしれない。 また、「剣の9」のカードが続く場合、成功は無効となり、また、それが訴訟の質問である場合、敗訴は避けられないであろう。
逆位置:反対(不一致)、障害、陰謀、およびそれらに類似するもの。
補足
・輝かしい成功から始まったワンドのカードですが、10のカードがこのような内容になっているのがなんだか皮肉に感じます。ペンタクルの10と比較すると特に・・・。
・この男性はこれらの杖を右側に描かれている町に持ち帰っていると思われます。
・現代の解釈では、ポジティブなイメージはやや抑えめになり、徒労とか、抱え込みすぎといった意味で解釈されることが多いです。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになったりしています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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