小アルカナカード紹介の41回目は、「ワンドのペイジ」のカードです。
*ペイジ、ナイト、クイーン、キングのカードはコートカードといいます。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
頭の回転が速くて行動力がある部下のイメージです。
思い立ったらすぐに突っ走ってしまいます。
ちょっとおしゃべりで生意気かもしれません。
<キーワード:現代版>
正位置:意欲、熱中、良い知らせ、素直、単純
逆位置:わがまま、浅はか、反抗、噂話、自己中
(正位置)
・意欲に満ちています
・熱中できることが見つかりそう
・いい知らせがありそう
(逆位置)
・噂話ばかりするのはやめましょう
・周囲と歩調を合わせましょう
・反抗心を抑えて
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
前者(*ワンドのナイトのことです)に似ている背景の中で、若い男が宣言の行為をしながら立っている。 彼は無名だが忠実な人物であり、そして、彼は新しい知らせを持ってくる。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:ブルネット(もしくは浅黒い肌)の若い男、忠実、恋人、使者、郵便集配人。 男(ワンドのナイトかキングのことだと思います)のそばでは、彼は、彼に関する好意的な証言を提供するだろう。 もし「カップのペイジ」の後に続いて出たならば、危険なライバル。(彼は)彼のスート*の主要な特質を持っている。 彼は家族に関する情報を意味するかもしれない。
*スートとはワンドやペンタクルやソードやカップといった区分のことです。この場合はワンドのペイジですのでワンドです
逆位置:逸話(隠れた事実)、発表、有害な知らせ。さらに、それに伴う不決断および不安定。
補足
・ワンドのコートカードの人物は全員浅黒い肌をしていてエネルギッシュなイメージをしています。背景に砂漠やピラミッドがあるので、エジプトの辺りの人々のイメージでしょうか?
・服にはワンドの火属性を表すサラマンダーの模様がついています。(水の属性(カップ)と、火の属性は逆の特性ですので、カップのペイジのライバルとなっています。)
・頭には愚者と同じ、赤い羽がついています。
・ブーツの折り返しも炎のようにギザギザしています。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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