小アルカナカード紹介の42回目は、「カップのペイジ」のカードです。
*ペイジ、ナイト、クイーン、キングのカードはコートカードといいます。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
従順で物腰の柔らかい年下の人物です。
見た目もかわいらしく、夢見がち。
ちょっとあざといかもしれません。
【キーワード:現代版】
正位置:柔軟性、受容、秘密の共有、親友、正直
逆位置:弱気、依存心、未熟、夢見がち、表面的
(正位置)
・親しくなりたい人と距離が縮まりそう
・誰かが尽くしてくれるかも
・いい雰囲気になりそう
(逆位置)
・好意に甘えすぎてはいけません
・可愛い見た目に騙されないように
・夢と現実を区別しましょう
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
金髪で色白、微笑ましく、少し女性的な雰囲気の騎士見習は、勤勉で集中した面持ちで、杯から浮かび上がって彼を見つめている魚を熟視している。 それ(魚)は、形となった心像である。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:金髪で色白の若者、それは質問者に関係している人物であり、人に尽くすように仕向けられている人物である。学究的(熱心)な若者。知らせ、伝言。勤勉、熟考、黙想。また、ビジネスに向けられたこれらの事物。
逆位置:趣味、傾向、愛着、誘惑、詐欺、策略。
補足
・服にはたくさんの睡蓮の模様がついています。睡蓮はカップのエースにも描かれています。
・カップは見ての通り水属性です。睡蓮や魚、背景の海(もしくは川)からも象徴されています。
・カップのペイジは逆の特質を持つワンドのペイジ(火属性)のライバルです。
・魚はカードの少年の心を具現化したものです。魚は女性性のシンボルであると言われており、彼の持つ柔らかく優しい感性も表していると考えられます。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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