3.ソードのエース

小アルカナカード紹介の3回目は、「ソードのエース」のカードです。 

*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。


カードの解釈について


【一言】 

あなたの強い心は剣となり、 

あなたの道を切り開くことでしょう。 

勇気を出して!

 

<キーワード:現代版>

正位置:大胆、決断、論理性、勝利、冷徹

逆位置:激情、損失、強引、暴力、自暴自棄


(正位置) 

・論理的に物事を考えることができそう。 

・決心して一歩踏み出せます。 

・勝負に出てみましょう。きっと勝てます。  


(逆位置) 

・怒りに任せて、人を傷つけないようにしましょう。 

・自暴自棄になってはいけません。 

・目的を達成する手段はきちんと選びましょう。


*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。



The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説

*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。



ウェイトのカード全体に対する解説 

雲から出現した手は、1本の剣を握り、その(剣の)先端は王冠により取り囲まれる。 


ウェイトの占いに対する解釈

 正位置:勝利、全てにおける過度の度合い(階級)、征服、力の勝利。     

それは、憎しみだけでなく愛情においても、偉大な力のカードである。     

王冠は、通常の占いの範囲の中で到達するものよりも、はるかに高い意味を持つかもしれない。 

逆位置:同じような意味であるが、結果は悲惨である(おそらく力や暴力による悲劇ということかと)。別の記述(ウェイト版のカード以外のことだと思います)には、こう書かれている…妊娠、出産、増加、多様性。  


補足 

・王冠の右の葉は「なつめやし」、左の葉は「オリーブ」と推定されているそうです。なつめやしは「男性」の果実、オリーブは「女性」の果実を象徴していると考えられています。 

・空から落ちてくる炎のようなマークは、大アルカナの「」や「」のカード同様、ヘブライ語の聖四文字(YHVH:יהוה‎)のヨッド(手:י)の形をしており神の恩寵を表していると考えられます。 

・「王冠は、通常の占いの範囲の中で到達するものよりも、はるかに高い意味を持つ」とは、このカードは現世的な「勝利」ではなく精神世界における「勝利」を意味しているということです。 

 ・このカードもそのほか小アルカナのエースのカードと同様、空からにゅっと手が生えていますので、天からの啓示を現しています。



*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。

一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。

*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになっています。 

*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。 

*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。 

 *とりとめナイトよろしくお願いいたします♪ 


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