6.カップの2

小アルカナカード紹介の6回目は、「カップの2」のカードです。 

*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。

カードの解釈について

【一言】 

相手のことを「知らず」にあれこれ考えることは、妄想にすぎません。 

恋愛も、友情も、あなたの大切な人としっかり向き合いましょう。

 お互いを知ることが信頼関係の大切な一歩です。 


<キーワード:現代版>

正位置:愛、感動、共感、友情、信頼

逆位置:不信感、排他的、打算、依存、執着


 (正位置) 

・理解しあえる人と出会えそうです。 

・人の思いやりに救われるでしょう。 

・大切な人と気持ちが通い合います。 


(逆位置) 

・意見の不一致で悩みそうです。 

・自分の気持ちを押し付けていませんか? 

・相手の気持ちの理解に苦しむかも。


*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。



The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説

*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。


ウェイトのカード全体に対する解説

若者と乙女が、お互いに誓い合っている。

そして、彼らのカップの上には、ヘルメスのカドケウスの杖が現れている。 

その大きな翼の間には、ライオンの頭が出現している。  


ウェイトの占いに対する解釈 

正位置:愛、情熱、友情、類似、結合、調和、同情、男女の相互関係、そして、すべての占いからは離れた解釈を希望すると、自然には無い願望。しかしそれにより自然は神聖化される。 *逆位置は書かれていません。 


補足

 ・カドケウスの杖(Caduceus)とは、ギリシャ神話に出てくるヘルメス神の持つ、2匹のヘビが巻き付いた羽根付きの杖です。 ヘルメスは、錬金術師の祖であるヘルメス・トリス・メギストスと結びつけられています。 

・カドケウスは、杖の持ち主であるヘルメスから転じて、互恵関係のある交渉や商取引の象徴であったり(商業の神としての意味合いから)、水銀の象徴(錬金術や占星術的な意味合いから)であったりします。 

・翼をもったライオンは、聖マルコの象徴、また似た意味を持つ大アルカナの「恋人」のカードとの関連を考えて、大天使ミカエルの象徴と考えられます。また、大天使アリエル(出典は不明ですが、獅子の顔をした天使として描かれることもあるそうです)の象徴である可能性もあります。 アリエルは世界の物質的自然の調和を保つお仕事をしているそうです。 



*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。

一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。

*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになっています。 

*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。 

*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。 

 *とりとめナイトよろしくお願いいたします♪ 

 

Ku-mail:タロット占い

とりとめナイト(パーソナリティはるちゃん:https://anchor.fm/toritomenight)のクメール占いのサイトです! タロット占いをしています。

0コメント

  • 1000 / 1000