小アルカナカード紹介の10回目は、「カップの3」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
力を合わせた結果、大きな成果を得ました。
みんなで喜びを分かちあいましょう。
パーティーの開催です!
<キーワード:現代版>
正位置:チームワーク、お祝い、気分転換、喜び、友人
逆位置:虚しさ、惰性、なれ合い、調子に乗る、不摂生
(正位置)
・みんなで成功の喜びを分かち合えます。
・前向きな結果が得られそう。
・楽しい友達ができます。
(逆位置)
・気持ちを切り替えましょう。
・なれ合いには注意。
・現状にむなしさを感じそう。
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
あたかもお互いに誓い合うかのように、庭園で、カップを掲げた乙女達。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:多量のあらゆる問題の終結、完成と歓楽。幸せな結末、勝利、達成、慰め、癒し。
逆位置:遠征(外出)、派遣(手早さ)、達成、終了。過度に物理的な楽しみであったり、感覚的な喜びの一面も意味する。
補足
・乙女たちは“Maiden”とあるので、未婚の若い女性たちです。
・3人の女性たちはギリシャ神話に登場するカリス(Charis:三美神)のアグライアー(輝き)、エウプロシュネー(喜び)、タレイア(花盛り)であるとも言われています。 *聖杯を意味するカリス(Chalice)とはつづりが違います。
・今回のカードとは関連はないと思いますが、カリスの他にも3女神には運命の三女神(クロートー(紡ぐ者)、ラケシス(長さを計る者)、アトロポス(不可避のもの))や、復讐の三女神(アレークトー(止まない者)、ティーシポネー(殺戮の復讐者)、メガイラ(嫉妬する者))などがいます。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになっています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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