小アルカナカード紹介の16回目は、「ペンタクルの4」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
大切なものを無くすまいと身を固くしすぎているときほど、
それを失ってしまい易いものです。
執着心はほどほどにしましょう。
<キーワード:現代版>
正位置:強欲、保守、物欲、堅実、固執
逆位置:支配、嫌われる、打算、ワンマン、出し惜しみ
(正位置)
・堅実すぎるかもしれません。
・現状に固執しています。
・倹約した生活になりそう。
(逆位置)
・よくばりすぎています。
・自分の利益ばかり考えないように。
・石橋を叩きすぎて壊すかも。
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
王冠を戴いた人物は、彼の王冠の上に五芒貨を持ち、手と腕でもう一つを抱きしめている。2つの五芒貨は、彼の足の下にある。 彼は、彼が持っているものに固執している。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:所有物の保証、持ち物に執着すること、贈り物、遺産、継承。
逆位置:不安、遅延、反対。
補足
・このカードはシンプルな王冠と背景の都市以外、王権を象徴するものはありません。そして、すでに保有していると富のみに執着しており、領地を繁栄させようといった意図を感じられない図案となっています。
・それに対して、「ペンタクルのキング」のカードは、王冠や王笏、そして大きな城を保有しているだけでなく、服に豊かさを表す葡萄が数多く書かれており、治めている領地をより繁栄させているということが読み取れます。
The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになっています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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