小アルカナカード紹介の30回目は、「カップの8」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
あれれ、そのまま終わりにしちゃうんですか?
けれど、それもあなたの選択です。
どうしても心残りだったら、またやり直しに戻ってきてくださいね。
<キーワード:現代版>
正位置:方向転換、諦め、逃亡、旬の終わり、計画の断念
逆位置:再挑戦、再会、快方、引き留め、事態の好転
(正位置)
・今までやってきたことに興味を無くすかも。
・疎遠になりそう。
・旬が終わります。
(逆位置)
・再チャレンジすべきときです。
・うれしい再会がありそう。
・まだあきらめちゃだめです。
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
落胆した様子の男は、彼の至福、事業、仕事、あるいは以前の関係を示す杯を放棄している。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:カードは、表面上では明白に主張している(*状況を放棄するということだと思います)。しかし、他の読み方は完全に対照的で、喜びを与えること、柔和、臆病、名誉、謙遜である。 実際問題として、通常は、このカードは、物事の衰退、あるいは、重要であると思われた問題は、それが善いか悪いかどちらかであっても、実際には大した問題ではない、ということを示しているということが分かる。
逆位置:大きな喜び、幸福、祝宴。
補足
・男は右側の方に向かって歩いていますので、未来に向かって歩みだしています。(タロットの絵柄は左が過去、右が未来を表すと考えられています。)
・月が出ていますが、三日月なのか、満月なのか、それとも月食なのか判然としません。しかしながら、月のカードを見ても分かるように、月自体が、はっきりしないことや不安を示します。男は月あかりを頼りに進むことになるので、どのみち不安を抱えながら進むことになりそうです。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになったりしています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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