小アルカナカード紹介の31回目は、「ソードの8」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
あなたを拘束するものから抜け出そうと思えばすぐに抜け出せます。
けれどそう出来ないのは何故なのでしょうか?
あなたの自身の心が一番の枷のようです。
<キーワード:現代版>
正位置:自縄自縛、被害妄想、孤独感、視野狭窄、忍耐
逆位置:不本意なこと、裏切り、アクシデント、不満の爆発、理不尽
(正位置)
・他力本願になっています
・被害妄想に駆られているかも
・本質を見る努力をしましょう
(逆位置)
・意地になりすぎています
・逃げたくても逃げられません
・孤立無援の状態です
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
彼女の身辺にある剣と共に、縛られ、目隠しされた女性。
それにもかかわらず、それは取り返しのつかない束縛というより、むしろ一時的な監禁のカードである。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:悪い知らせ、激しい無念、危機、非難、束縛の権力、闘争、中傷。また病気。
逆位置:不安、困難、抵抗、事故、裏切り。予期しないこと。不運。
補足
・カードの女性を束縛しているひもは、きつく縛られているわけではなく、外そうと思えば外せる状態です。
・剣もぬかるみに刺さっており、カードの女性をがっちりと取り囲んでいるものではありません。
・カードの女性を拘束するものは緩やかですが、背景にある城は険しい山の上にあり、到達することが難しそうです。問題の本質は遠いところにあるということを示しているのでしょうか?
・空は灰色に澱んでおり、カードの女性の不安な心中を反映しているようです。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになったりしています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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