小アルカナカード紹介の38回目は、「カップの10」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
何気ない日常の中に幸せが見つかります。
空が晴れていること、きれいな水が流れていること。
ささやかなことに感謝を。
<キーワード:現代版>
正位置:幸福感、家族愛、平和、安心、充足
逆位置:倦怠、甘え、平凡、退屈、意欲のなさ
(正位置)
・自分の幸せに気づけます。
・周囲の人と良い関係が築けます
・穏やかなときを過ごせそうです。
(逆位置)
・毎日の平凡さが嫌になりそう
・倦怠期です
・良い関係が壊れそう
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
虹の中の「杯」の出現。それは、明らかに夫と妻である男性と女性により、驚きと歓喜の中で熟視される。 彼の右腕は彼女の周囲にある。彼の左腕は上のほうへ上げられる。彼女は右腕を上げる。 彼らのそばで踊っている2人の子供は、その驚異に気付いていないけれども、彼ら自身の方法で幸福を感じている。 家の背景が、向こうにある。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:満足、完全な心(愛情)の平静。その状態の完成。また、人間愛および友愛の完成。いくつかの絵札(ペイジ、ナイト、クイーン、キング)と一緒の場合は、質問者の興味を引き受ける人物。さらに、質問者が居住した町、村あるいは国(地方)。
逆位置:偽りの心(愛情)の落ち着き、憤慨、暴力。
補足
・虹は旧約聖書において神と人との契約の成就を表します。また、節制のカードでも書いた内容なのですが、宇宙の秩序の再生と新しい循環のシンボルでもあります。
・このような意味から転じて、このカードでは、虹は、神の加護の下にあることや、安心や安定を意味しているのかなと解釈しています。
・ワンドの4と似たイメージがありますが、このカードはもう少し持続的で、安定した幸せ(家族愛に近いような感じです)といったイメージで捉えています。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになったりしています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
0コメント