小アルカナカード紹介の39回目は、「ソードの10」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
完全敗北とはまさにこのこと。
けれどもいっそ清々しいかもしれません。
気を取り直しましょう。
<キーワード:現代版>
正位置:厳しい現実、夜明け前、絶望からの再生、心機一転、悟り
逆位置:覚悟が足りない、大げさ、一時しのぎ、逆戻り、事故憐憫
(正位置)
・これ以上悪いことはないです
・八方ふさがりになりそう
・心を入れ替えるときです
(逆位置)
・一時的にうまくいきます
・大げさにとらえすぎています
・問題の核心から逃げないように
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてください
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
カードに属する全ての剣に突き刺された、倒れた人の姿。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:何であれ、デザインによって暗示されるもの。また、苦痛、苦悩、涙、悲しみ、荒廃。それは特に非業の死のカードではない。
逆位置:有利、利益、成功、好意。しかし、これらのいずれも永続するものではない。 また、権力と権威。
補足
・黒く立ち込めた雲なのか、それとも夜空なのか分からないですが、遠くではそれが明けようとしています。
・死んでしまってしばらく経っているからなのか、それとも精神の死を表しているからなのか、血はほとんど見られません。
・ソードの3もショッキングな絵柄ですが、こちらもひどい状況です。ですが、ソードの3は塔のカードに似ているイメージがあるのに対して、このカードは死神のカードに似たイメージがあります。このカードは死神のカードのように「生まれ変わる程の劇的な変化やダメージ」を意味するというよりも、「悪い材料が出尽くしして嵐が過ぎ去っていく」ということを意味していると捉えています。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになったりしています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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