小アルカナカード紹介の47回目は、「ソードのナイト」のカードです。
*ペイジ、ナイト、クイーン、キングのカードはコートカードといいます。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
弱きものを助けるために立ち上がった勇敢な青年です。
心は正義と義憤に奮い立っています。
ですが、激情を表すことは、時として自分の正当性を損ねるので注意。
真っ当な理由があったとしてもです。
<キーワード:現代版>
正位置:勇猛果敢、最短、闘争心、無駄のなさ、大胆
逆位置:攻撃的、早合点、焦り、挑発、狭量
(正位置)
・てきぱきと物事を進められます
・大胆な行動がとれます
・合理的な判断が出来ます
(逆位置)
・せっかちになっています
・闘争心が強すぎるかも
・しっかりと自分をコントロールしましょう
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてください
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
彼は、まるで彼の敵を追い散らすかのように、全速力で(馬に)乗っている。 彼は実にロマンチックな騎士道の原型的英雄として描かれている。 彼はほとんど「ガラハッド卿」であると言ってもよいだろう。 彼には心の欠点がないため、彼の剣は迅速かつ確実である。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:手腕、勇気、才能、防御、演説(手際)、敵意、激怒、戦争、破壊、敵対、抵抗、破滅。 したがって、カードには死を意味する感じがあるが、それは不運を意味する他のカードが近くにある場合においてのみ、この意味を持つ。*近くに凶札があるとき、このカードも凶札になるということです。
逆位置:軽率、無能、浪費。
補足
・ガラハッド卿はアーサー王物語に出てくる円卓の騎士の一人です。ランスロット卿の息子であり、聖杯を見つけた3人の騎士のうちの1人です。清廉で正しい心の持ち主であり、最も穢れの無い騎士として神々のもとに召されました。なぜかカップのナイトとして選ばれませんでしたね。ほんと何故なんでしょう…。 浮気のニュアンスと結びつかないからでしょうか?
・空の雲は荒々しく描かれており、鳥が風に吹き飛ばされそうになりながら空を飛んでいます。
・馬の飾りの蝶と、手綱の鳥が風の属性を象徴しています。
・彼の乗っている馬はサラブレッドなのだそうです。(こちらのサイト様より引用させていただきました。https://lyrical.jp/library/tarot/court/knight/knight.htm)
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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