小アルカナカード紹介の50回目は、「カップのクイーン」のカードです。
*ペイジ、ナイト、クイーン、キングのカードはコートカードといいます。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
思慮深く、いつでも優しく話を聞いてくれる女性です。
誰にでも分け隔てなく接してくれます。
けれども、自分の気持ちを偽って、誰かを不幸にすることも。
自分を大切にすることも忘れずに。
<キーワード:現代版>
正位置:柔軟性、優しさ、人徳、癒し、母性
逆位置:依存、同情、感傷、優柔不断、意見を言わない
(正位置)
・気持ちを理解してくれる人が現れます。
・心が安定します。
・周囲の人と心の交流ができます。
(逆位置)
・誰かに依存しています
・優柔不断になっているかも
・妄信するのはやめましょう
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
美しく、金髪で色白(魅力的)、そして物静かで夢見る…まるでカップの中に幻想を見ている…ような姿。 しかしながら、これは彼女の局面の1つであるにすぎない。彼女は夢見るだけでなく、行動する。そして、彼女の活動は、彼女の夢の糧となる。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:良い、金髪で色白の女性。正直で、熱心な女性であり、質問者に奉仕するだろう。知性を愛し、ゆえにビジョンを授けられる。成功、幸福、喜び。また、知恵、美徳。完璧な配偶者であり、良き母親。
逆位置:評価は様々である。良い女性。別な解釈では、優秀な女性ではあるが、信頼されない人。強情な女性。悪徳、不名誉、堕落。
補足
・玉座には人魚の子供、まとうマントには水の波紋のような文様がついています。
・彼女の持っているカップはカップのカードの中でも最も豪華なものです。おそらく聖遺物である聖杯を示していると思われます(ここまで豪華ではないですが、カップのエースも聖杯を示しているようです)。
・首元には二枚貝のようなブローチがついています。
・ウェイトの解釈は現代の解釈より能動的なイメージがあります。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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