小アルカナカード紹介の43回目は、「ソードのペイジ」のカードです。
*ペイジ、ナイト、クイーン、キングのカードはコートカードといいます。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
クールを装った、眼光鋭い少年のイメージです。
しっかりしているかもしれないですが、たまに腋が甘いかも。
猜疑心が強くて、打ち解けるには時間がかかるかもしれません。
<キーワード:現代版>
正位置:探索、重要な秘密、警戒、駆け引き、抜け目のなさ
逆位置:油断、猜疑心、秘密がばれる、反抗的、気持ちが落ち着かない
(正位置)
・怪しいものはしっかり調べましょう
・秘密を知ってしまいます
・冷静さを保てます
(逆位置)
・疑り深くなりすぎています
・弱みを握られます
・秘密をばらされます
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてください
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
しなやかで活動的な人物は、迅速な歩行の間、両手で垂直に剣を持っている。 彼は、起伏の多い土地を通り過ぎており、そして彼の道の周囲には、雲が荒々しく配置されている。 彼は、注意深く、柔軟に、あちこち見ており、それはまるで予期された敵が、いつ何時現れるかもしれないかのようである。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:権力、監視、諜報機関、警戒、探偵、試験、およびそれに属する資質。
逆位置:これらの資質のより悪い面。予期しない何か。準備のできていない状態。病気もまた暗示される。
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてください
補足
・背景にはもくもくとした積乱雲だけでなく、鳥も飛んでおり、ソードの属性である風を感じます。
・積乱雲や、嵐を感じさせる灰色の雲は、ソードのカード全般に多く描かれています。
・ワンドのペイジとカップのペイジをライバル関係と捉えるなら、ソードのペイジは土属性であるペンタクルのペイジとライバル関係になります。
・ワンドのペイジ同様に反抗心を感じさせるカードですが、ワンドのペイジが、目上の人に口ごたえするような反抗心であるなら、こちらは盗んだバイクで走りだしそうな反抗心というイメージを持っています。自己過信からくる反抗心ではなくて、社会の不合理などに対する怒りからくる反抗心のイメージです。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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