小アルカナカード紹介の12回目は、「ペンタクルの3」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
自分の技術や才能が世の中に認められることは、 すごく達成感が得られるものです。
自分を認めてくれた人への感謝も忘れないようにしましょう。
<キーワード:現代版>
正位置:才能、評価、協力、自信、技能
逆位置:まだ機でない、未熟、行き違い、不親切、非協力的
(正位置)
・才能が認められそうです。
・共同作業で新しいものが生まれるかも。
・自分の技術を信じて。
(逆位置)
・力不足かもしれません。
・なかなか結果がでないかも。
・協力が得られず困りそうです。
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
修道院において仕事中の彫刻家。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:職業、商売、熟練した仕事。しかしながら通常は(*ウェイト版以外のカードではということだと思います)、貴族、貴族社会、名声、栄光のカードと見なされている。
逆位置:平凡さ、仕事上そして別の面でも、幼稚さ、狭量、弱さ。
補足
・職人の男性と話をしている人物は、奥が修道士で、手前が修道女です。職人の男性はエプロンを着用しているので石工です。
・ペンタクルのカードの印は通常、富や金銭的な価値に関わる黄色(黄金)で表されているのですが、このカードだけは灰色(石の彫刻)になっています。
・中央に十字のある花の彫刻は、薔薇十字団の薔薇のマークとよく似ています(死神のカードの旗を参照してください。)。また、男性が石工であることからフリーメイソンとも関連があるのかもしれません。
・作りかけの教会の奥が見えなくなっていることから、このカードは、秘術、また秘儀を使うこと暗示しているのかもしれません。
・ウェイトはペンタクルの8の男性は、ペンタクル3の男性が修行をしていたころの姿であると述べています。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになっています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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