小アルカナカード紹介の17回目は、「ワンドの5」のカードです。
*小アルカナはウェイトの方針に従って大アルカナとくらべてさらりと行います。
カードの解釈について
【一言】
物事をより良くするためには、時には競争も必要です。
だけど相手を打ち負かすことが目的にならないよう、気を付けて。
<キーワード:現代版>
正位置:競争、切磋琢磨、ライバル、ポジション争い、議論
逆位置:混迷、仲間割れ、衝突、いらだち、やりたい放題
(正位置)
・相手と本音で話してみましょう。
・よきライバルが現れます。
・反骨精神も大事です。
(逆位置)
・仲間割れが起きそう。
・話し合いがうまくいきません。
・イライラをぶつけられそう。
*解釈は一例ですので、カードを見て感じたことを一番大切にされてくださいね。
The Pictorial Key to the Tarotにおける解釈と解説
*The Pictorial Key to the Tarotはアーサー・エドワード・ウェイトが作成した「ウェイト版タロット」のウェイト公式の解説書です。古典のようなものです。
ウェイトのカード全体に対する解説
若者の民兵隊が、あたかもスポーツや競争のように、棒を振り回している。 それは模倣の戦争である。
ウェイトの占いに対する解釈
正位置:模倣、例えば模擬戦。しかしまた、富と幸運を追求するための精力的な競争と努力。この意味で、それは人生の戦いに繋がる。
逆位置:訴訟、論争、(欺すための)策略、矛盾(否定)。
補足
・争いあっている様子ですが、空はからりと晴れており、不穏な様子はありません(ウェイトによればこれは模擬戦とのこと)。これに対してソードの5は本当の争いになっており、相手を打ち負かして剣を奪い取っています。
・次のワンドの6はこの争いが治まった後のような様子をしています。
*The Pictorial Key to the Tarotの解説・解釈はミステリーアートさんの"ライダーウェイト・タロット解説(http://mysteryart.web.fc2.com/library/tarot/rw/tarwtop.html)"を引用しております(引用の許可をいただいております)。ミステリーアートさんありがとうございました。
一部、訳が複雑なものはクメールが分かりやすいよう書き直しております。また、補足はクメールの見解も含みます。
*ウェイト版の図案については大人の都合でバラバラになっています。
*カードの素敵なイラストはjohanさんの作品です。
*クメールは現存のいかなる宗教団体、また自己啓発団体とも関係ありません。オカルト解釈は趣味です。
*とりとめナイトよろしくお願いいたします♪
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